漫画家志望が担当編集さんの指摘を振り返る 2回目

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漫画家への道

おはようございます。
黒うさぎです。

昨日、担当編集者さんと会議して
日曜日までにネームを出すように言われました。

ヤババババババ

その結果をもって
会議に出すか否かを決めるらしいので
これが最後の闘いだと思って頑張ります。

本日は、会議で編集者さんに指摘された内容を
備忘録としてまとめておきます。

この人、いつもこれが最後

って言いながら描いてるな

 

その1:キャラ2人で1巻やりましょう


黒うさぎ「2話できました」
担当編集「キャラを増やすな」
黒うさぎ「分かりました」


黒うさぎ「3話できました」
担当編集「キャラを増やすな」
黒うさぎ「分かりました」

こんなやり取りがありました。

狙いは分かります。
キャラを増やすと読者の脳に負担を与えることになりますからね。

とは言え2人で1巻は極端じゃないか?
炭治郎と禰豆子で1巻回したら、あの雪山から出てこれないよ。

こういう時に役立つのが先達の知恵。

若いひとがなぜ編集者と向き合うのがイヤかと言うと、「妥協したくない」とよく言うわけですよ。
「妥協」という言葉が嫌いなんだよね。わかるわ。
だけど、編集者とのやりとりで作品が変わっていくのは「変質」とか「進化」だと言い換えてみなよ。それくらいの要領の良さが新人には必要だよ。

編集者が、読者の代わりに要求をキミに伝えているんだとしたら、キミは変わらないといけない。
キミは意固地になっているだけかもしれない。編集者の要求に応えていくことって、本当に妥協なのか?漫画がよくなるような変化、改良を求めているだけなんじゃないか?

引用:読者ハ読ムナ(笑) 藤田和日郎

編集者の言うことを受け入れ、柔軟に変わっていく。

担当編集者が「キャラ2人で1巻やりましょう」と言うのなら
それに適応したネームを出すことが、作品にとっても良いと判断するのが
藤田先生の教えを受け継いだ私の考えだ。

サンキュー藤田先生

おかげで、編集さんの意見を

すっと受け入れられる

 

その2:コマは3段以下で割ってください


4コマ漫画全否定かよ!
と心の中で突っ込みました(笑)

まぁコマがでかい方が、スマホで漫画を読む時代に適している
という指摘は分からなくもない。

ただ、でかいコマを連発すると
「手抜き」と思われるんじゃないかと心配。

ネット上で、そういう意見を目にしたので。

そういう時は藤田先生の教えを思い出す。
編集者の意見を受け入れ、それに対応するのが藤田先生の教えであり
それが私流でもある。

投資は藤巻先生、漫画は藤田先生

いつも誰かから教わってますね

 

その3:1人称僕である必然性が無い


かわいい女の子で一人称僕のキャラを描いたら
一人称僕なのはひっかかると言われました。

編集さん曰く
一人称僕ならボーイッシュだったり、本当は男だったり
そういうキャラである必要があるらしい。

私はフェミニンな女の子が僕っていうのが好きなんだよ!!!

いや・・・このキャラは僕なんで
それ以外無いんで・・・

そういって、僕のまま押し通している。

何度訂正せよと命じられても、僕のまま提出し続けたら
それについて指摘されることは無くなった

勝ったなガハハ!

教えはどうしたんだよ!

教えは!

 

その4:キャラが弱い


キャラとは、他人が同人誌を描ける状態である
と説明を受けている。

そして私の作品はキャラが弱いらしい。

例えば主人公はずる賢いキャラなのだが
ひったくりに遭う展開を描いたところ
ずる賢いキャラだからひったくられないだろう
と言われた。

そう・・・だろうか?

私は自分のことをずる賢いと思っているし
おそらくこのブログの読者もそう思っているのではないかと思うが
財布を盗まれたこともあるし、パスワードを忘れて自分の口座にログインできなくなることもあるし
昨日食べたご飯も思い出せないなんてことはしょっちゅうだ。

この人は、こう
と決めつけられないのが人間だと思う。

アッパーマス層になりました!という記事に
「黒うさぎは貧乏人を見下している」という趣旨のコメントが付いたが

私は頻繁に
「ゴッホ素晴らしい、ひこすけさん素晴らしい、低資産リタイア素晴らしい、無職>バイト>正社員、時間>カネ」と言ってることから分かるように、貧乏人を見下してはいない。むしろ褒めている。つーか資産の過多で見上げるとか見下すとか無い。私が見るのはただ一点、自己実現しているかどうかだけ。

ホリエモンがキレる気持ちも正直分かる。
ホリエモンは野菜はおいしいと思ってるのに、野菜食べないキャラと思われてキレた。
黒うさぎは貧乏人は素晴らしいと思ってるのに、貧乏人を見下してると思われて落胆した。

「無職だけどアッパーマス層になったのだから低資産リタイアヤベーって言われてたけどヤバくないだろ?それより低資産のマス層の会社員の心配しとけ」と言ったら
貧乏人を見下していると解釈されるのきつすぎ

つーか、普段から「無職です、独身です、メンタル弱いです、尊敬しているのはゴッホです、雑草食べました、森で絵を描いてひっそり生きていきたい」と連呼して積極的に弱者になろうとしている私が
どう転んだら「貧乏人を見下す」キャラになるんだよ・・・

まぁ現実の私がこんな感じで、思想の真逆にとらえられてしまうのだから
私の描くキャラにつかみどころが無いと思われてしまうのも仕方ない。

そして、これを描いていて分かった。

その属性に合わないことはやらないこと
それが強いキャラを作る秘訣だ。

例えば私は貧乏人素晴らしい貧乏人最高と言ってるのに
マネーリテラシー高くてマス層よりカネ持ってるから、貧乏人を見下していると思われるのであって

借金を抱えていて、頭悪い人が貧乏人最高と叫んだら
誰もが「この人は貧乏を賛美するキャラなのね」と分かるだろう。

その観点で見ると
確かに私の描いてきたネームはキャラが弱い。

クズ系主人公なのに、良いことをしたり
情にほだされたりしているのだから

自分が誤解されまくる経験から

強いキャラとは何かわかってきた

その属性らしくないことはやらないことだ

 

その5:ページ番号をふれ


印刷して見る時、ページ番号がないから分からなくなる
と言われて

えっ、ネームをわざわざ印刷してみてくれているのか!?
と嬉しくなった。

今後はページ数も毎回入れたいと思う。
やり方はまだ分からないのだが・・・

クリスタの機能を

使いこなせてない・・・

 

 

終わりに:最後の闘いに突入する


私はメンタルが弱い

メンタルが完全に死んだ状態で行動できる
(ゾンビアタックと名付けている)ので強く見えるだけ。

たまたま最初の持ち込みで担当がついて
ギリギリここまで見捨てられなかったから続いているだけで

このほっそい蜘蛛の糸が途切れたら、
つまり今の担当編集者に見捨てられたら
すなわち次のネームが通らなかったら
私は漫画家になるのはムリだと思う。

これが最後の闘いだと思って、あと2日頑張る・・・

最後に重要な事なので言っておく
私は貧乏人を見下してねぇ・・・
むしろ働いて稼いでる会社員より、ホームレスや生活保護の方が素晴らしいと思っている。

私が資産を蓄えているのは、私が弱い人間だからだ
ディオゲネスのように浮浪者として生きていけないからだ
暑さに弱いし、蚊の羽音で目が覚める。

全てを捨てて生きていけるなら、そいつの方が強い

貧乏賛美であることを知らしめるために

また雑草拾って食うか・・・

 

1回目はこちら↓

漫画家志望が担当編集さんの指摘を振り返る

 

↓ライフワークとして空いた時間に描いていく

イトの国家転覆記 - ジャンプルーキー!
誰でもジャンプでデビューできるマンガ投稿サービス、ジャンプルーキー!

黒うさぎ氏が昔作った漫画↓

墨紅 Evil Forest [剣道場 銀の月] | DLsite
少女たちが森で殺し合う。逃げる者とそれを阻む者。この森を抜けるには、どちらかの命を捧げなければならない......。

コメント

  1. N より:

    黒うさぎさんが見下してるのは正確には正社員のサラリーマンですよね。
    そりゃ日本の正社員リーマンは資産も時間も自由もない人がほとんどのワーキング・プアなんですから、黒うさぎさんの正社員disは「貧乏人を見下して煽ってる」ように見えますわ。
    世の中には正社員リーマンでも派遣やバイトよりもキツい生活してる人山ほどいるんですよ?

    「私は貧乏人を見下してない!」というなら正社員リーマンを見下して煽りまくるのもひかえた方がよろしいかと思います。
    彼らは文字通りのワーキングプアなんですから。