漫画家志望向けの本に書かれていた教え

おはようございます。
黒うさぎです。

近場の図書館は小さく、めぼしい本は読みつくしたので
遠くの大きい図書館に行きました。

そこには漫画家志望向けのコーナーがあり
「読者は読むな」という本を読みました。

 

😾教え1：同人誌はやめろ

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同人誌はさ、編集さんがいないから自由に描けるダロ？
それは何でもダメダメ言われて自由に漫画を描けないキミはとても良い息ヌキに感じられてるんだろ？でもな、ひとには息をつめて一直線にやり狂わないといけないときがあるのよ。

ネットに自分の描いた漫画をアップして、それがうまく転がった漫画家さんの話もあるんだと言うハナシだけど、宝クジが当たるのを待ってるのはおれの性に合わんから、キミには言っとくわ。
漫画がうまくなりたかったら「夢は見るんでない」

引用：読者ハ読ムナ（笑） 藤田和日郎

ぎゃああああああああああああああ

やめてくれ、その言葉は私に効く・・・

商業連載なんかもう目指さない、
自由に「イトの国家転覆記」を描いてるとメンタルが回復するんだよなぁ
とか言ってた私の過去にクリーンヒット・・・

いやこれ、ホントにそうなんですよ。

編集さんにネーム出してボツ、ネーム出してボツを繰り返していると
ケッ何が商業連載だよ！同人で十分だよ！
商業連載なんかする必要ねぇんだよ！
って気持ちになってくるんですよね

そして個人で漫画を勝手に連載して
あわよくばワンパンマンみたいになれるかも・・・
なんて甘い夢を見るもんなんです

でも、世の中そんなに甘くありません。
個人で勝手に連載してあわよくば・・・を期待するより
編集さんにネーム出して通す道を選びなはれ
ということを藤田先生はおっしゃっているわけです。

胸に刻みます・・・
とりあえず給付金が終わる9月までは、
担当編集と作っている作品に集中します。

 

🙊教え2：編集者の言うことを聞け

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若いひとがなぜ編集者と向き合うのがイヤかと言うと、「妥協したくない」とよく言うわけですよ。
「妥協」という言葉が嫌いなんだよね。わかるわ。
だけど、編集者とのやりとりで作品が変わっていくのは「変質」とか「進化」だと言い換えてみなよ。それくらいの要領の良さが新人には必要だよ。

編集者が、読者の代わりに要求をキミに伝えているんだとしたら、キミは変わらないといけない。
キミは意固地になっているだけかもしれない。編集者の要求に応えていくことって、本当に妥協なのか？漫画がよくなるような変化、改良を求めているだけなんじゃないか？

引用：読者ハ読ムナ（笑） 藤田和日郎

最初に自分だけの力で作り上げたネームと
担当編集者さんと会議を重ねた結果できたネームを
漫画家志望の無職の友人に見せました。

そしたら「黒うさぎさんが1人で作ったネームの方が面白い！」
なんて言うわけです。

おいおいおい、そうなのかい？
と惑ってしまう・・・

ことはない。

当たり前ですが
私はただの無職、友人もただの無職、編集者さんは実際に売れる作品を作ってる人

それなら誰の意見を聞くべきかは明白です。

「リタイアしたい人はリタイアした人の意見だけ聞け。会社員の言葉は無視しろ」
とブログを通して伝えてきましたが、それと全く同じです。

薬剤師国家試験に合格したい人は？→既に合格してる先輩に勉強法を聞く
剣道で昇段したい人は？→既に昇段している先輩に指導してもらう
リタイアしたい人は？→既にリタイアしているブロガーのブログを読む
漫画家になりたい人は？→既に漫画家デビューしている人の意見を聞く

んで、既に漫画家の藤田先生が
「編集者の意見を聞いて変化しろ」と言っているわけですから
私は「YES」と答えるのみです

 

😇教え3:18回同じネームを描きなおしてから弱音を吐け

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漫画家目指してる子がね、「ネームが全然通りません」とか相談されることがあるんだよ。だけどそういう子の話を推察すると、たかだか3カ月くらいで根をあげていたりするんだわ。新人が描けるネームのペースなんておれにはよくわかるから「たったそんだけで逃げたがってちゃダメだよう」と思うんだよね。

本当に漫画家になる覚悟があるなら、18回同じ話のネームを描きなおして・・・それでも足りないぐらいかな。

引用：読者ハ読ムナ（笑） 藤田和日郎

私の場合、16回同じネームを描きなおし
4カ月かけて1話を通しました。

それってよくあることっぽいですね、この本を読んだ感じ。

まぁ、一般的な人間からしたら相当酷いことだと思いますけどね
4カ月無収入で労働って

学生やりながら～とか社会人やりながら～だと
この時間でもっと有意義なことができたかもしれない・・・
と焦燥感が湧いてきてボロボロになってしまうのではないでしょうか？

私の場合は、会社員として3年半働いて
「普通の人生はクソつまらない」
（ポンポさんごめんなさい、普通という言葉を使って・・・それ以外に言い表す言葉が思いつきませんでした）と気づいてリタイアしてから漫画を描き始めたので

社会に全く未練が無く
ネーム提出→ボツ→ネーム提出→ボツの日々に耐えることができました。

 

😉教え4：人柄が良くないと漫画家にはなれない

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編集者だって人柄のいい先生の方が「何か力になりたい」って思う。
「けっ」って思うような作家だったら、それは冷たい対応になるよ。人間だから。
同じくらいの才能で性格が悪いやつといいやつがいたら、性格がいいやつに頼みたい。
箸にも棒にもひっかからないやつが性格良くても、そりゃダメだけどね。

売れる作品を描くけど性格が悪いとか、よく問題を起こすって言われている作家もたしかにいる。
だけど最初はそうじゃないんだよ。売れて天狗になっちゃって、それをたしなめて「このままじゃ良くないですよ」って言える人間がいなかったか、あとはその人に近づいてくる編集者とかテレビ局の人間の方が漫画に対して愛が無くてキレちゃったか、どっちかだろうね。

話は戻すけど、僕も新人を見る時は、絵よりもひとを見てますよ。

引用：読者ハ読ムナ（笑） 藤田和日郎

これは藤田先生の担当編集者の人の文章です。
編集者も人間なので、そりゃ性格が良い人と組みたいですよね。

私が最初で最後の持ち込みをコミティアでした時
「やっとまともな外見の人が来た」って言われたんですよ。

ヤバくないですか？
漫画家志望どんだけヤバい外見で持ち込みしてるんだよ・・・

外見については、他人がこう評するぐらいまともですし
内面についてはアイカツで魂に磨きをかけていますので
特に問題はないかなと思います。

それはさておき、漫画家ってコミュ障でもなれるみたいなイメージが世間ではあるじゃないですか。
でも実際は全くそんなことは無く、むしろ会社員よりもコミュ力が必要だと感じています。

会議に遅刻する人や、期限内に求められたものを提出できない人や、発言を求められてもそれっぽいことを言えない人や、不快な喋り方をする人とかが世の中にはいますが、それが新人の漫画家志望だったらバイバイされて終わりですよ。

漫画家でユーチューバーのペガサスハイドさんも
「漫画家はコミュ力必須です」とおっしゃっていたし

間違いないかなと思います。

 

🐉教え5：一度に全部直す必要はない。1を取って9を捨てろ

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確かに編集者は新人のネームに対してはいっぱい言いますよ。
だけどさ、言われても実際そんな一気にできないでしょう？
「だったらたくさん言うな」って思うかもしれないけど、言わなきゃ言わないで「前は指摘しなかったじゃないですか」ってことになるわけだから一応言っておかないとね。

人間1週間や2週間でできることって限界があるから「少なくともこれだけは頑張る」っていうかたちで絞って取り組んだ方が良いですよ。10コ言われたら1を取って9を捨てるくらいの気持ちでさ。そうやって1コずつできるようにしていったほうが、最終的には近道なんじゃないかな？

引用：読者ハ読ムナ（笑） 藤田和日郎

わかる。
つーかそうしてる。

私の場合は1話通るごとに、できることを増やしている。

1話目は「横一列で3コマ同じ大きさのコマが並ぶと下手に見える」というアドバイスを受けて、3コマ横一列に同じ大きさのコマが並ばないように気を付けた。

2話目は「非現実的な存在や職業を出すな」というアドバイスを受けて、幽霊や忍者や未来から来た自分というアイデアをボツにしている。

なんでもそうで、一見遠回りに見える道が一番の近道なんですよ。
うさぎと亀もそうでしょ？一歩一歩着実に進む亀がうさぎに勝つ。

亀の歩みで一歩一歩着実に前に進んでいく・・・

 

🌛終わりに：自分のこと

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昨日、担当編集者さんと会議してきました。
キャラが立ってないということで2話のネームは通っていません。

次の〆切り（22日）に良いネームを提出できれば
月末の会議に回してもらえるらしいです。

初めて、連載に向けた具体的な話が出てきたので
ちょっぴりやる気出ました。

22日に良いネームを出せなければ、次のチャンスは1カ月後になりますので
ここが踏ん張りどころ・・・

今回の本の内容を踏まえると
☆同人誌はやめろ→描いてる暇ないので気にしなくてok
☆編集者の言うことを聞け→キャラを立てろ
☆18回同じ話をボツにされてから弱音を吐け→2話はまだ3回ボツなので弱音は吐かない
☆人柄が良くないと漫画家になれない→アイカツ的なコミュニケーションを心がける
☆1度に全部直す必要はない→キャラを立てることだけを考える

この方針で、描き狂いたいと思います。

 

黒うさぎ氏が昔作った漫画↓

墨紅 Evil Forest [剣道場 銀の月] | DLsite

少女たちが森で殺し合う。逃げる者とそれを阻む者。この森を抜けるには、どちらかの命を捧げなければならない......。

www.dlsite.com

↓そのうち続き描く

イトの国家転覆記 - ジャンプルーキー！

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