往々にして、間違ったことを叫ぶ人たちが多数派のことがあります

おはようございます。
黒うさぎです。

去年為替介入して一時的に下がっても、
結局全戻しで円安が進みました。

日銀が1％まで長期金利のめどを引き上げて金利差が縮小しても、
結局円安が進みました。

経常黒字ですが、
円安が進みました。

「為替介入が―金利差がー経常黒字がーだから円安は止まる」
は机上の空論であることが証明されました。

私は藤巻先生の本を読んで、構造的に円安が止まらないことを理解し
円安の波に乗りセミリタイア達成しました。

当時は「経済何もわかってない」「ここが天井」「その人は何年も予測を外しています」「これ見て勉強しろ（高橋洋一の動画ぺたー）」などされ、その頃は働いていたこともあり疲れ果て、経済について語るのを退職するまでやめました。

しかし現在の結果を見れば、
私の予測が正解で、私に反対していた人たちは間違っていたわけです。

往々にして、間違ったことを叫ぶ人たちが多数派のことがあります。
1日3食が健康的とか（オートファジー）、投資は危険で貯金は安全とか（円安）、
我が軍有利とか（負けました）、天皇は神であるとか（人です）
原発は安全とか（爆発しました）、財政規律を守ると経済は縮小するなど（財政規律を守るドイツに抜かれました）

そういう人たちに反論しても仕方ありません。
宗教と同じです。

 

🤔年々増えるドイツの電力黒字とデマを流す原発推進派

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日本と同じように敗戦し、人口は日本の3分の2のドイツは
日本と違って財政規律を守り、IMFによると2023年に日本を抜いて世界3位の経済規模に成長しました。

日本で原発が爆発して、原発安全神話の嘘に気づいたドイツは
2023年4月15日に完全に脱原発を成し遂げました。
そして現在のドイツは電力純輸出国です。

これについて原発推進派は、
フランスの原発で産み出された電力で成り立っている
と主張するわけですが

何度も言うようにドイツは電力純輸出国であり、
フランスに対しても電力輸出国です。

電力輸出国なのになんで輸入したり輸出したりしてんだよと思う方もいるかもしれませんが
例えばフランスがポーランドに電力を輸出したい場合は、フランス→ドイツ→ポーランド
という風に送電線を伝っていくわけです。

もちろん日本は海で囲まれているため、
送電線で電力を融通し合うEUと同じように語ることはできませんが

だからといって「ドイツの脱原発は見かけだけで実態はフランスからの輸入で賄っている」などという嘘を堂々と流布してはいけません。現実は「ドイツはフランスに対して電力輸出国」なわけですから。

ググると、予測変換はこのように「ドイツフランスから電力購入」とか「ドイツはフランスから電気を買っている」など、そうであってほしいという願望に基づいて日本人が検索していることが分かります。

Google先生は非情なので
そういう検索に対しても、ドイツはフランスに電力を輸出していますという結果を表示します。

電力黒字が年々増えていくわけですから、再エネシフトは止まるわけがなく

2035年までにドイツは再エネ100％、
フランスは原発14基を廃炉にし原発依存度を50％削減する
という目標を掲げています。

日本のインタビューで「再エネは天候に左右される」という質問に、
ドイツの官僚が「蓄電池に貯めりゃ良くね」と答えていて
そうですよねとしか言いようがなかった。
仮想発電所(VPP)もあるし、天候はクリアされた問題。

私はアニメでは宮崎駿監督、音楽では坂本龍一が好きなのですが
彼らが揃って脱原発派だったので、その根拠を調べた結果
「脱原発したドイツの電力はフランスの原発エネルギーに頼ってる」
という俗論が嘘であることに気づきました。

ドイツよりも海に囲まれて地熱もある日本の方が再エネに適していると言われているのだから、
そのポテンシャルに目を向けてほしいと思います。

さらに言えば、経済産業省の2021年の試算では原発は安全対策費の増加などを受けて、
2015年の前回試算より上昇し、最も安い電源は太陽光発電となりました。

福島原発の事故処理は今も続いており
そのコストは81兆円との試算も出ています。

事故から12年が経過しましたがデブリは現在も取り出すことができず
100年後も廃炉は不可能だと言われています。

国と東電はロードマップを書き換え、格納容器の土手っぱらに穴を開け横方向に取り出すと言い出しました。しかしそんなことをすれば遮蔽のための水も使えず、作業員の被曝が膨大になってしまいます。それどころか、穴を開けた方向にあるデブリは取り出せたとしても、格納容器の反対側にあるデブリはペデスタルの壁が邪魔になり、見ることも取り出すこともできません。

つまり、デブリの取り出しは100年たっても不可能です。

東電は「国内外の技術や英知を活用すれば廃炉はロードマップ通りに達成できる」などと繰り返し言っているようです。本気で考えているとすれば、相当なバカだと思います。ロードマップは彼らの願望の上に書かれたもので、その願望はすでに崩れています。

引用：福島第一原発「デブリ取り出しは不可能」と専門家　廃炉できないなら「『石棺』で封じ込めるしかない」 | AERA dot. (アエラドット) (asahi.com)

 

政府が廃炉に必要としているデブリの取り出しについて。
いまわかっている計画は、長さ約20メートル、重さ約2トンで6つの関節のあるロボットアームを使って2号機の原子炉に孔を開けて先端を挿入し、金属ブラシでデブリの表面を擦り、削られた粉末を吸い取って取り出す、という方法です。

それで「2022年度に1グラムの核燃料デブリを取り出す試験を行う予定」といいますが、デブリは全部で推定997トンあります。

東電福島第一原発の廃炉費用は、電気代や税金で賄われています。

引用：誰も知らない「廃炉」のゴール 

福島第一原子力発電所は1973年に稼働開始し、2011年に事故が起きました。

たった数十年安い思いをするために、今後何百年もそのコストを支払い続ける。

原発は本当に安いのか？
疑問に思うのは私や宮崎駿監督や坂本龍一教授や経済産業省の官僚だけでしょうか。

原発推進派はよく「原発稼働しない分の電力代を反原発が払え」と叫んでいますが、
彼らはなぜ「原発事故の費用は俺たちが払う！」とは言わないのか・・・
その二枚舌に呆れるばかりです。

 

♰現実を直視しない人は、宗教やってるのと同じ

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日本人は大多数が無宗教ですので
宗教と言うと、騙されるとか、戦争の原因になるとかで
悪いイメージの方が強いと思います。

私もそう思います。

しかし、現実を直視せず
投資は危険で貯金は安全とか、ドイツはフランスの電力で成り立ってるとか
妄想を垂れ流して現実でじり貧になっていくのも、宗教と同じでしょう。

我が軍有利って言い続けても、現実は負け続きなら負けるし
円安メリットを語っても、現実は貧しくなってたら世界ランキングは下がっていくし
投資は危険って言っても、現実はr>gで投資している人がどんどん豊かになっていく。

妄想を元に戦争してる愚かな人と
妄想を元に貧乏になってく愚かな人
本質は同じ。

ブッダは真理に至っても、それを伝えようとはしませんでした。

「言っても無駄じゃん？あいつら聞かないし。話せば誤解されるかもしれない」
というわけです。

私もこの境地にあります。

例えば円安になると言えば
「円安メリット」を語って論点ずらししてくる奴がシュバって来る。
そういう人に「で、円安になるの円高になるの？君はどう考えてんの？」
と論点を戻してもいいけど

それで誤解されたらいやだし、そんなことするより絵を描いていたいし

だから今日も今日とて絵を描く。

 

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