1年間無職した私が他人に早期リタイアをおすすめしない理由

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哲学

おはようございます。
黒うさぎです。

1秒も働くことなく365日経過しました。
退職する前は、全人類早期リタイアするべきだと考えていました。

しかし、1年無職した結果
早期リタイアは、かなり限られた人間しか楽しむことはできない
と考えが変わりました。

働かない生活は白いキャンバス。

良いも悪いも、その人次第

 

😭夢は叶わない可能性の方が高いから


「叶えたい夢があるから」という理由で早期リタイアを目指す人もいるでしょう。
私もその一人です。

絵で食っていきてぇ・・・と思うようになり
絵で食えるかもしれない・・・と思い込み
そして退職しました。

一年間真剣に創作活動に取り組んで分かったのは
絵で食ってくのは難しいということです。

ようやく気付いたか・・・

夢を叶えたくて会社を辞めたのに、夢がかなわなかったら
夢じゃなくてカネを追えばよかったと後悔する人もいるのではないでしょうか?

夢は叶わない可能性の方が高いから。
それが他人に早期リタイアをおすすめしない理由の1つ目です。

 

😭隣の芝は青く見えるから


会社で働いてたらストレスが多いので、
もっとストレスフリーな人生を送りたいと考えて早期リタイアを目指す人もいるでしょう。

週5日×8時間って普通にしんどいので
共感しかありません。

無職になると、たしかにストレスは皆無になるのですが
別の問題・・・将来に対する漠然とした不安が浮かび上がってきます。

でも冷静に考えると
将来に対する漠然とした不安って会社員時代も抱いていたんですよ

そもそも早期リタイアする人って、
このまま会社員を続けて自分の人生いいんだろうか?
と考えて辞めるわけじゃないですか。
だから無職で不安があっても、同じ状況と言えるんですよね。

私の話をすると
1年間無職してリタイア時より資産が増えてるのに
「もっと資産があればなぁ」と思ったりします。

しっかり内省して
「将来の不安って会社員時代も抱えてたよね?」
「破綻の心配してるけど資産増えてるよね?」
と客観視できる人なら良いんですが

隣の芝は青く見えるのが大半だと思うので
これが他人に早期リタイアをおすすめしない理由の2つ目です。

日本人は不安遺伝子
(5-HTTSS型)保有者が

世界でダントツに多い。

 

😭これやれと言われる方があってる人もいるから


僕は「拝金主義の権化」のようによく扱われるが、そんな僕から見ても
世間の方がよっぽどお金にとらわれている。

「お金がないからできない」と言う人はいったいいくらあれば自分のやりたいことができるのだろう。100万円?1000万円?1億円?結局、お金の問題ではない。

引用:「本音で生きる」堀江貴文

お金が無いから、時間が無いから、才能ないから、やり方がわからないから

あれこれ理由をつけてやらない人がいますが
それはホントの理由じゃないですよね。

本当に無いのは情熱なんですよ。
やりたいことが無いんですよ。

無職の莫大な時間を埋めるのは
やりたいことがないと厳しいです。

会社員が一本道ゲームだとしたら
無職はオープンワールドゲームです。

何しても自由であるからこそ、
何をして何をしないのか自分で選択する必要がある。

自分で何をやるか選ぶより
これやれと他人に命じられる方が性に合ってる人もいる
でしょう。

これが他人に早期リタイアをおすすめしない理由の3つ目です。

 

😭自己実現で破滅することもあるから


自己実現したからといって、幸福な人生を生きられるとは限らない。

宮崎駿監督もゴッホも、自己実現しまくった二人ですが
宮崎駿監督の人生は幸福に見えますが
ゴッホの人生は不幸に見えます。

心理学の世界では欲求階層説というものがあり
最高に満足できるのは自己実現とされています。

今でも最高の満足は自己実現以外にあり得ないという考えに変わりはありませんが
自己実現したからといって最高の人生が得られるわけではないということに気づきました。

頂点の自己実現を実行しても結果がついてこず
足元の土台である安定した生活や自己承認が失われたら
自己実現どころではなくなってしまうからです。

冷静に考えると
自己実現して結果がついてこず破滅したゴッホより
そこそこの生活とそこそこの幸せで寿命を迎えた普通の人の方が幸福でしょう。

宮崎駿監督を目指してゴッホになる
そういうこともあるということです。

そこそこの幸せはbestじゃないけどbetterです。

これが他人に早期リタイアをおすすめしない理由の4つ目です。

 

😭終わりに、苦しみ解決


つらつらと、早期リタイアを他人に進めない理由を書いてきました。

●夢を叶えるために早期リタイアしても叶わないかもしれない。
●無職になったら会社員を羨ましく思うかもしれない。
●主体性が無く他人に命じられる方があってるかもしれない。
●破滅するかもしれない。

そういうことです。

早期リタイアした私も
ばっちり苦しんでます。

私の場合は足元の土台は揺らいでないんですが
頂点の自己実現が揺らぎました。

私の絵は商業では通用しないと様々な編集さんに
コミティアでばっちり言われてしまったわけです。

それで、そっかぁじゃあ諦めよう!
となるなら会社辞めてないんだよなぁ

無理だダメだ終わりだと言われれば言われるほど、
逆にやりたくなってくるんだよね。

今は漫画原作者として、編集さんと作品を作っているので
それを最優先で進めるのは大前提として

成果物を提出したら2日ほど返信待ちの時間があるので
そういう時間を使って「イトの国家転覆記」をまた描いていこうと思ってます。

イトさんの冒険の続きを見たいと一番思ってるのは
私自身なんだよね

何度否定しても立ち上がる

ゾンビ・・

 

↓ライフワークとして空いた時間に描いていく

イトの国家転覆記 - ジャンプルーキー!
バックアップ用の保管庫として利用する

黒うさぎ氏が昔作った漫画↓

墨紅 Evil Forest [剣道場 銀の月] | DLsite
少女たちが森で殺し合う。逃げる者とそれを阻む者。この森を抜けるには、どちらかの命を捧げなければならない......。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

  1. Su より:

    リタイアした後の感想、大変参考になりました!
    一応いつ辞めてもいいやと思えるだけの資産になったので、いつ辞めようかと思いながら、とりあえず現状維持で働いています。
    リタイアしてもバラ色じゃないよな、とは思うけど、どこかで決断して、自分のしたいこと(自分の場合は音楽)をする人生に移行しようとは思ってます。

    イトの国家転覆記の続編、楽しみにしてます!

  2. egumi より:

    確かに会社員は管理されているからこその幸福みたいな面ありますね。
    漫画楽しみ!です。

    • kurousagi より:

      またゴリゴリ描いてくぞぉおおお
      描きたかったバトル展開に入る直前で更新辞めてたから
      描くのが楽しみだぜ

      • egumi より:

        黒うさぎさん、スーパー忙しいと思うんですが、自分のことを本にする予定はありますか?
        面白くて需要があると思うんでKindle本でも出たら嬉しいなって思います。

        • kurousagi より:

          二人に分裂できたらやりたいですね。
          私が漫画描いてる間に、もう一人の自分がリタイア本作ってくれたらいいのに・・・