私はcivilizationというゲームが好きで、よくプレイしています。
どういうゲームかというと、古典時代から始めて覇権国家を目指すという、国家運営ゲームです。
このゲームは良くできていて、戦争・外交はもちろん文化・技術・宗教でも勝利を目指せます。
(すごい勢いで時間が溶けてなくなるので、社会人にはおススメできません)
勝ち筋というものがあって、「伸びてる要素をとことん伸ばす」と勝てます。
一方で「あれもこれも」とやると中途半端な国になって、差は時代がたてばたつほど拡大していく。
(まぁ、驚異的な国を戦争で滅ぼすという手もあるんですケド、後半になればなるほど困難)
さて、現代日本をcivilization的観点から見ると、敗北への道をひたすら走っていることが分かります。
例えば再生医療で日本は世界をリードしていたわけですが
コロナ禍でも儲けてる製薬業界は薬価改定で徹底的に苛め抜き、
後発医薬品を推奨して安く安くを追求。
結果、日本から先発医薬品メーカーの雇用は失われ
国内トップの武田は従業員の9割が外国人に
製薬業界は低分子で覇権国家だった日本はその成功にしがみついて
抗体医薬品の時代で後塵に拝し
次の時代である再生医療では優れた技術者が出て来たのに、そこへの資金投下は少ない

ガラケー→スマホの過程で敗北
ガソリン車→EV車の過程でも敗北しそう
IT後進国で未だにハンコと紙に東京一極化
もう行くとこまで行っちゃってる感ある
一方でコロナ禍で大打撃の飲食と観光は全力で支援
一日6万の給付で「コロナ前の数倍に利益が増えた」という
協力金バブルで沸く飲食店という記事まで出る始末
日本は「出る杭を打つ」国だと言われることがありますが
コロナ禍でも顕著にそれが出ていますね。
安く安くを追求して飲食と観光に力を入れる国・・・
長期的視点に基づいて国家運営しているとは到底思えないですね(笑)
飲食と観光が栄える国になって、
どういう未来を思い描いているんだろう?
日本が勝つには
手遅れになる前に選択と集中をしなければならない。
飲食と観光を伸ばしても未来に繋がらないので、そこには資金を割かず
覇権を狙える製薬企業(医療従事者ではない)と
まだドングリの背比べの宇宙開発
既に覇権状態の2次元文化(アニメ、ゲーム、漫画)
に力を入れていくべき
まぁ、そこに気づいたとしても日本の役人には期待できないんだよね
現にクールジャパンとかいって2次元文化を対象にした
役人のやる気が無さすぎて、税金垂れ流すだけの存在があるし
例えば「聖地巡礼」といって、アニメや映画ファンが訪れる新たな観光地として注目される全国のロケ地。文化庁では、全国ロケーションデータベースというサイトを立ち上げている。
ただ、映画の名前を調べても、ロケ地が出てこないものが多い。毎年形式もほぼ変わらない。
しかし管理などに使う年間の費用は、2017年度予算で1600万円。単年度ではなく、2016年度と2018年度も1600万円かかっている。2019年度はシステム更新を予定しており、その分が予算でアップするため、約3000万円ほどとなる予定。引用:クールジャパンって実際どう?日本と海外、アニメブームの陰で必要な施策とは | ハフポスト (huffingtonpost.jp)

ロケ地まとめるサイトの運営に毎年1600万以上!?
しかも調べてもロケ地が出てこないものが多い!?
これって・・・
国家運営をする人にはcivを必須科目にしたらどうだろう?
情報時代以降で小麦の生産に注力しても、まず勝てないから

2次元を押すなら役人はプライドを捨てて
フランダースの犬や赤毛のアンじゃなく
ホロライブや進撃の巨人を推すとこから頑張ろう
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