ぉはうさ!
製薬王、黒うさぎです。
私はリアルでも投資の話をよくするのですが、
職場の上司がS&P500を買ったと報告してきました。
(私は三菱ケミカルホールディングスをオススメしていた)

あれ、ミツケミをオススメしたのに買わなかったんですね
あれから、短期間でめちゃくちゃ上昇してますよ

S&P500は毎年7%上がってるっていうじゃない?
やっぱり個別株よりインデックスの方が安心だし~
長期で持ってれば絶対勝てるって聞いたよ

まぁ、個別よりは倒産リスクとか無いから安心できますよね
でも長期って、上司さんが思ってるよりずっと長いかもしれません

え、そうなの?
でも年利7%なんでしょ?

年利7%は平均の話であって、
10年以上低迷していた時期もあったんですよ
●インデックスを盲信する人たち
インデックス投資を騙るうえで、必ず例に挙げられるのは米国株
何故なら日本株はバブル崩壊後、最高値を更新できずにいるのでインフルエンサーは取り上げない。(最近の日経爆上げで、インフルエンサーが米国株から日本株に移行してきそうな悪寒はするケド)
投資系インフルエンサーが投資初心者を投資の道に引きずり込む手口は以下の通り。
投資は楽して稼げる不労所得!
↓(でも投資ってリスクあるんでしょ)
低リスクのインデックス投資というものがあります!
↓(でも低リターンなんでしょ)
安心してください!なんとS&P500に投資すれば年平均7%のリターンが得られるんです!
↓(損することもあるのでしょう?)
長期で見れば大丈夫!
言ってることの一つ一つに嘘は無いんですけど、
実際問題、ほとんどの人はS&P500を「ただ持ち続ける」ことすらできません。
何故でしょうか?
●インデックス投資をする人は、そもそもリスク許容度が低い
何故人々が退屈でつまらないインデックス投資に手を出すのかと言えば、
個別株と比較してリスクが低いとされているからです。
個別株は不祥事で倒産したりすることもありますが
市場全体に投資するようなインデックス投資は、そういったリスクが無いとされる。
とは言え、下げる時はしっかり下がる。
インデックス投資に手を出す人はリスク許容度が低い人が多い為
ちょっとの下げで、すぐ手放してしまうことが多い。
まぁ、私の上司は切れ者なので、ガチホできるんでしょうが
(チッ・・・狼狽売りして私を喜ばせればいいものを!)

あと、退屈でつまらないことに耐えられない
私みたいな人も耐えられません
●10年投資してマイナスに耐えられない
「S&P500に投資していれば年利7%」は平均の話で
実際2000年~2009年の年平均リターンはマイナスでした。
長期投資が大切だと言っても、10年投資してマイナスだった場合
ほとんどの人は耐えることができないでしょう。
今ガンガン最高値を更新しているS&P500が、
2000年代のように低迷しないと断言することはできない。
むしろ、ガンガン上昇しているからこそ
今後低迷する可能性が高まっているとすらいえる。
年利7%という虚像を心の支えにしている投資家が
市場平均が低迷した場合、なんて悲鳴を上げて狼狽売りするのか・・・
本当に今から楽しみで仕方ない
某投資系インフルエンサーのように
「今の時期は仕方ありません」
「個別株は暴落します」
「長期で見ればS&P500は年利7%」
と念仏のようにつぶやくのだろうか・・・?
●何故インデックス投資の暴落が一番楽しみなのか
やっぱり、投資初心者が一番多いからですね!
投資のことが良く分からないし、勉強したくない層。
「ほったらかしで楽々稼げる」って証券マンやインフルエンサーの戯言に従う人々。
できるだけ低リスクが良いリスク許容度の低い人。
そういう人たちが集まっているのがインデックス界隈なので、
長期で低迷したとき、素晴らしい悲鳴が聞こえると思います。
長期長期って言って、10年以上のスパンを想定している人がどれだけいるかな
楽しみで仕方ない!!!

貨幣価値の下落と共に、株価は右肩上がりが基本だけど
基本に従わない場合も、当然ある
その期間、机上の空論を心の支えにして耐えられるかな

他人から与えられた理論は
思い通りに進まなかった場合、すぐに疑心暗鬼に陥る

思考停止して他人に従うより
自分の選択で選んだ道を進んだ方が、
暴落したときも納得できるものだよ
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