製薬王、黒うさぎです。
武田薬品は昔持っていました。2万円以上抜きました
アイルランドの大手製薬企業シャイヤー買収後、株価は右肩下がりで3649円まで堕ちました(記事執筆時点)
まぁ、私はホルダーじゃないから全然痛くないので
どんどん暴落して、ホルダーの悲鳴という愉悦を私に提供すると良い

メロスが激怒するタイプの王
●武田製薬は本当にクソ株なのか?
前回、武田薬品工業の目標株価を3600円と発表したけど
その買値で買った場合のトータルリターンを過去から推理する。
武田は2009年から2020年までずっと「180円」の配当を出している。
10年間ガチホすれば1800円のリターン
3600円の買値に対して50%の元本回収が完了する。
1年で5%のリターンのため
複利運用を10年間続けた場合62.8%のリターン
これなら10年後に株価が暴落しても十分プラスが期待できる。

問題は、その配当が維持されるかどうか
なのだけれどね
確かに、配当性向は2020年3月期で600%を超える意味不明な値になっている。
しかし、同じ配当金で2018年は75.2%であったことを考えれば、100%以下に抑えることは可能。
決算短信を見たところ負債も減少傾向にあるので、また配当性向100%以下に戻ることは夢物語ではないと思う。
まぁ、武田の最大の難点は最低単元を買うのに36万もかかることか
私の月給じゃ、額面でも届かない。

我が主の低年収を武田の責任にしないでください
●武田製薬に栄光あれ
武田に対する批判と言えば、もう日本企業じゃないってやつだ
武田は今や従業員の9割が外国人、真のグローバル企業
これを快く思わない気持ちは、私にもよくわかる。
私も日本語しか喋れない日本人だから、自分の食いぶちが潰されたような悲しい気持ちになる。
しかし、それも仕方あるまいよ。
まず、市場がお話にならないレベルで差がある。
多発性硬化症という病気では患者数が33倍も差があるらしい。
日本を切り捨ててアメリカだけに注力しても、34分の1を取りこぼすだけ。

え、アメリカって日本の3倍ぐらいの人口・・・
多発性硬化症になりすぎでは・・・?
・・・・・・
まぁ、ともかく1の市場より3の市場に注力する方が戦略としては正しいでしょう。
あと、日本の製薬企業は弱っているらしい。
低分子では強かったんだけど、最近の流行りの「抗体医薬品」では我らがキリンと中外しか強くないんだと本庶先生が言ってた。
これに対抗するためには、抗体医薬に強いところを買収するのが手っ取り早い。
そういう観点からも抗体医薬に強いシャイヤーは納得できる買い物だ。
価格は高いけど・・・
経営方針も、内部留保を蓄えることしかできない無能日本人経営者より
武田みたいに攻め攻めの方が私は好きだ。

貯金しかできない日本人経営者は「経営者」じゃないよな
ミツケミやキリンみたいにゴミを買って減損を繰り返すのは勘弁だけど・・その挑戦心は良いと思ってるよ
現状、シャイヤー買収の効果は見られない・・・というか負の側面の方が前面に出てる感じだけど
簡単に減配しない姿勢は、株主還元意識の高さを感じさせる。
ミツケミも外国人社長を採用したので、今後は株主DVをやめて株主還元を頑張ってくれるものと考えている。

唐突なミツケミよいしょ!?
有利子負債を返済していくだけで利益を増やしていける武田。
今後の成長に期待する。

武田は好きな会社の一つです。
山口県に光工場を持ってるのが良い。
野心豊富な田舎にある製薬企業を全力で応援したい
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