最大幸福の悪魔1

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創作

・・・・・・ここは

一面の白い世界で、あなたは目が覚めた。
目の前には朱色に揺れる蝋燭の焔。

静謐・・・・・・
そんな言葉が脳裏によぎる、静かな場所だった。

だから、だろうか。
すぐ背後に人が立っていることに気づくことができなかった。

ようやくお目覚めになったのですね、我が主
黒うさぎ様・・・・・・

唐突に投げかけられた、その言葉にあなたは驚いた。

ぐるぐると円を描いた奇怪な目、頬には特徴的な二重線。
片目が銀の長髪で隠れたその女は、あなたのことをこうよんだ。

_____黒うさぎ、と。

どうやら、それがあなたの名前らしい。

君は・・・?

銀月と申します。

我が主の従者にして、No13の番号を与えられたです。

銀月と名乗った女は、裾をつまみ優雅に挨拶をしてみせる。

・・・・・・

色々と分からないことが多かった。

ただ一つ分かることは、自分に過去がない事。

自分が何者かを知るため、あなたは

「●屋敷を探索する
→屋敷の外に出てみる
●質問を続けてみる」

屋敷の外に出てみることにした。

♰♰♰♰♰♰♰♰♰

・・・・・・外に繋がる扉も窓もない

外に出ようと今いる階を散策したものの、その方法は見当たらなかった。

・・・・・・・

「●屋敷を探索する
✔屋敷の外に出てみる
→質問を続けてみる」

この屋敷のことは、この屋敷の住人に聞く方が早い。
あなたはそう考えた。

♰♰♰♰♰♰♰♰♰♰♰♰♰♰♰

どうやら私には記憶が無いみたいなんだ。

君の知っていることを教えてほしい。

そうですね・・・・・・

この屋敷には最大幸福の悪魔が住んでいますが、
まだ覚醒していません

三階には、出口があります

二階には、嘘つきが住んでいます。

一階には、矛盾つきが住んでいます。

悪魔?

それは危険だな・・・・・・

それは人によります

私にとっては・・・・・・

私にとっては?

・・・・・・

・・・・・・

「→屋敷を探索する
✔屋敷の外に出てみる
✔質問を続けてみる」

とりあえず、あなたは2Fに向かうことにした。

♰♰♰♰♰♰♰♰♰♰♰♰♰♰♰♰

2Fには嘘つきが住んでいるらしいが

ごきげんよう。

黒うさぎ。目が覚めたのね

学生服に身を包んだ、ツインテールの女が手を振る。
気の強そうな女だ・・・・・・

君は嘘つきだと聞いている

私の名前は狂花水月、私は嘘しか言わない

なるほど・・・・・・

3Fの悪魔についてどう考える?

悪魔は自分の次の行動を予言すれば、あなたを見逃してくれる

悪魔がする次の行動はあなたを殺すこと

情報提供ありがとう。

良くわかったよ。君は矛盾つきだね

君が嘘しか言わないなら、
「嘘しか言わない」という発言が真実になり矛盾が生じる

悪魔が次にとる行動が私を殺すことなら

私を見逃した場合、次の行動は私を殺すことではなくなる

・・・・・・

 

狂花水月と名乗った女は、こくこくと頷く。

それで銀月、君は嘘つきというわけだ。

2Fにいたのは矛盾つきだった。・・・・・ということは

出口がありますというのも嘘・・・・・・かな?

 

私の口からはなんとも

確かめてみれば分かることだ

あなたは3Fへ向かった。

♰♰♰♰♰♰♰♰♰♰♰♰

3Fには外へと続く扉があった。

嘘つきなのに、3Fに出口があると言うのは本当だったのか?

・・・・・・・

銀月は困ったように苦笑して見せた。

・・・・・・

そうか、ここは地下1F

私たちが元居た場所は地下3Fなんだな。

そして3Fに出口があるのは嘘。

最大幸福の悪魔というのは・・・・・・

私のことか?

まぁいい。
とにかく外に出よう。
あなたは真鍮製の取っ手に手をかけ、鉄の扉をゆっくりと押し開けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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