キリンHDが買いだと思う根拠
冷静に考えてキリンHDは買いだと思います
理由は3つあります。
●セクターがヘルスケア&飲料と景気に左右されづらいこと。
●記事執筆時点で株価1948円に対して配当金は65円と配当利回り3.33%。
●過去の配当金推移を見ても2009年23円から一貫して増配or配当維持できた実績。
2020年も2019年の64円から1円増配の65円の予定になっています。
出典:https://www.kirinholdings.co.jp/irinfo/stock/dividend.html
キリンに対して君たちが抱いている疑念
次の君たちのセリフは「良いとこばかりじゃないだろうこのクソガキが」という。
その疑念は正しい。
キリンの未来における懸念も3つある。
●英FPとの対立
●ビール離れと少子化
●海外進出失敗
英FP(英投資会社フランチャイズ・パートナーズFP)はキリンHDに対して6000億円規模の自社株買いや、FPが推薦する社外取締役の選任、役員報酬のインセンティブ拡大などを要求しています。
キリンHDの発表資料によると、自社株取得についてFP側は、昨年のキリンHDによる協和発酵バイオの買収やファンケルの33%の株式取得は市場で評価されておらず、キリンHDの企業価値は各事業の価値の合計から50%以上も過小に評価されていると指摘。バイオケミカルやスキンケアなど非中核事業の株式を売却して自己株を取得し、ビール事業に注力することを求めている。
出典:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-14/Q5OB87T0AFBH01
協和キリンを売却してビール事業に専念することは、キリンHDが進めていた多角経営に反します。
ビール事業に専念するとビールがこけた時に他でカバーすることができない。
そもそも市場から過小評価されていることは問題ではなく、むしろ安く買い増せて個人投資家にはラッキーなことですからね。
ただ、悪い事ばかりでもありません。
日銀とGRIFによって半国営化された日本企業と違って、物言う株主に刺激されている企業は経営陣も引き締まりますから。
実際にブルームバーグは「キリンHD社長:英ファンド提案に反論、追加の株主還元も検討へ」という記事を出しています。(出典:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-03-03/Q69338DWRGG001)

追加の株主還元って何だろう?ワクワクしますね
ビール離れと少子化に関しては、海外市場の売上比率を伸ばしていくことで解決可能だと考えています。また、ビール離れが進む一方でノンアル市場は成長を続けています。
海外進出については2009年に豪ビール2位のライオンネイサン(現ライオン)を、3,300億円で完全子会社、フィリピンのビール最大手サンミゲルに1,316億円を出資して、48%の株式を取得、2011年には、ブラジル2位のビール会社、スキンカリオール(現ブラジルキリン)も3,000億円で買収と着々と歩を進めています。
しかし、2015年12月期連結決算でスキンカリオールの取得に伴って生じたのれん代によって上場以来初の最終赤字に転落するなど海外進出はうまくいっているとは言い難い。
しかし、リスクが高くても海外進出は継続するべきでしょう。
少子化で国内市場に期待できないなら海外で売り上げを伸ばすしかない。
結論

買いたい
配当金推移が圧倒的右肩上がりで、配当再投資家として買いたい気持ちしかないです。
コロナショックで下がったけど、コロナで人が飲料を飲まなくなるなんて考えられませんからね。
ただ株主優待はいらないので英FPさんには「株主優待は少額投資家を優遇しており不平等である」と主張して廃止に追い込んでもらいたい。そして減った分は配当で還元してほしい。
ウォーレンバフェットのコカ・コーラのように黒うさぎのキリンと呼ばれるまで共に歩みたいです。
午後の紅茶も小岩井も氷結ストロングも好きなので。

記事内容は個人の感想であり何かを保証したものではありません。投資は自己責任でお願いします。
コメント
バンドリに釣られて。
記事を見てたらキリン株が欲しくなりました。
ぜひ世界でも頑張ってほしいですね!
魅力的な企業はいっぱいあるのに、日本株は100株でしか買えないのがなぁ・・
米国株のように1株単位で買えれば、一般の個人投資家も増えると思うのですが
バンドリ可愛いですよね
世界で闘える飲料メーカーはキリンとアサヒぐらいなものなので、応援しています。
手取り18万の黒うさぎにはキリンはなかなか手が出せない・・・・・・
100株からというのが日本人に投資が根付かない理由なのかもしれませんね
コメントありがとうございました