黒うさぎです。
医薬品の入札をめぐる医薬品卸売大手4社による談合疑惑は医療業界を失望させました。
医薬品卸売大手4社とはスズケン、メディセオ、アルフレッサ、東邦薬品の4社であり、医薬品卸界隈のシェアは上記4社で9割にも及びます。
製薬企業はいくつもあり、一々病院薬剤師や薬局薬剤師が各社に注文を出していては非常に手間がかかります。そこで間に医薬品卸を入れることで注文を簡略化させています。
公取委幹部は「国民生活への広範な影響を及ぼす可能性があり、刑事責任追及を検討すべき事案だ」としているらしい。(出典:https://www.sankeibiz.jp/workstyle/news/191129/cpd1911290719001-n1.htm)
黒うさぎが実習させてもらった病院では、スズケン、メディセオ、アルフレッサ、東邦薬品の4社、薬局ではスズケン、メディセオ、アルフレッサと取引していました。
また就活で内定も貰いました。給料安すぎて辞退しましたが。

4強って言っても国内でしか通用しない会社だしなぁ・・・・・・
全然「強」って感じはしないが

薬価が高止まりしていると国民にとっても損ですよね。
談合4兄弟は談合以外で利益率を上げる努力が求められる。
1.スズケンの概要~メーカー物流から卸物流まで~
2.業績と株価の推移
3.配当と総評
一方でウエルシア薬局は新卒初任給355,000円。

でも製薬企業で薬剤師なのに24万2000円の基本給で働いていますよね社畜さん。

・・・・・・薬学部の学生よ、全員ドラッグストアに行け。俺も速攻セミリタイアしてドラッグストアに行く。
スズケンの強みはメーカー物流と卸物流が一体となった医療流通プラットフォームです。
医薬品の原材料をメーカーの工場まで輸送、生産された医薬品をメーカーの工場から倉庫まで輸送する、メーカーの倉庫から卸の物流センターに輸送。
つまり原材料→製薬企業→医薬品卸→薬局や病院までの物流をやってくれるということですね。
三和化学研究所はグループ会社で、医薬品や診断薬の研究開発と製造販売、医薬品の受託生産を手掛けているようです。
1932年に独立系の医薬品卸会社として「鈴木謙三商店」を作ったことから始まったスズケンの歴史は80年以上で、老舗です。
就活の際は、「鈴木謙三商店」をお客さんがスズケンさんスズケンさんと言うので、スズケンに改名したと担当者が話していました。



今の投資家はガバナンスにうるさいからねぇ。悪いことをしたら業績良くても許されない。ESG投資だ!
当社グループは、安定的な配当の継続を基本に、連結配当性向30%を目処として配当を実施するとともに、中期成長戦略「One Suzuken 2019」の最終年度である2020年3月期までの2年間平均総還元性向80%以上を目処として自己株式の取得を実施することにより、株主還元の充実を図るとともに、企業価値と資本効率の向上を目指してまいります。出典:https://www.suzuken.co.jp/ir/what/return.html

総還元性向80%以上!?凄すぎる・・・・・・
RDS.Bレベルじゃないか
出典:https://www.suzuken.co.jp/ir/what/return.html

配当もおおむね右肩上がりで良いですね
69円が配当性向21.4%ならば、配当性向30%96.7円まで増配することが予想できますね。
日本企業は平然と株主との約束を破るので、全く信用してないですケド・・・・・・
でも配当金推移や総還元性向80%以上を目処として自己株式の取得を実施する宣言などから判断して、スズケンは株主還元には真摯な会社のようです。
スズケンの株主優待は毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された株式100株以上を保有する株主を対象に、3,000円相当の自社取扱商品やユニセフへの寄付等から1つを選択してgetできるようです。
Aコースはお肌にやさしい低刺激性石けん『スズケン ピュアー・ソープ』
Bコースはヘルシーブレンド茶『さんけん茶』
Cコースはかつお風味『スズケンだしの素』
Dコースは紀州産南高梅『スズケン梅ぼし』
Eコースはグループ商品詰め合わせ『ヨーグルトに合うアカシア蜂蜜』『さんけん茶(水出しティーバッグ)』『万能つゆ』『スズケン紀州ソフトうめ』『カルシウムたまごボーロ400』
Fコースは優待品に代えて、3,000円を「ユニセフ」へ寄付

いろいろ作っているんですね。
「世のため、人のためになる仕事をしたい」という創業者の志を忘れないで頑張ってください。
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