アメリカが石油「純輸出国」になって、石油の未来展望を再考する。

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黒うさぎです。

アメリカはシェール革命により石油の輸入国から輸出国に変わりました。
そして2019年、1949年以来初めてとなる石油「純輸出国」になろうとしています。

9月の月間輸出量は前年同月比18%増だったのに対し、輸入量は12%減で、輸入量より輸出量の方が1日あたり8万9000バレル多かった。自国内でシェールオイルが増産される一方で、石油輸出国機構(OPEC)加盟国やペルシャ湾地域からの輸入が大きく減った。
2005年頃には、1日あたり約1300万バレルの輸入超過だった月もあるが、シェールオイルの増産により、米国は18年、原油生産量で世界首位に立った。今後も輸出に振り向ける原油は増える見通しだ。
ただ、中東産原油への依存度が下がることで、米国が中東情勢の安定化に関与する意欲が低下し、地政学的なリスクが高まる懸念がある。

出典:https://www.msn.com/ja-jp/news/money/%ef%bc%97%ef%bc%90年間で初、米が石油「純輸出国」に/ar-BBXxF7k?ocid=spartanntp

シェール革命によって石油の勢力図は大きく塗り替えられました。

黒うさぎはRDS.BとENEOSホールディングス(旧JXTGホールディングス)に投資しており、石油に対して無関心ではいられません。また、米国株では米国株の帝王バフェット太郎氏がエクソンモービルに投資しているため、米国株ホルダーのポートフォリオの多くにXOMは組み込まれています。石油銘柄はESG投資の観点から機関投資家に見捨てられた高配当株であり、個人投資家には大人気のセクターなのです。

今一度、石油の未来について共に考えましょう。

石油が何に使われているか、ということについて考える上で外せないのが電力です。火力発電の燃料として石油は使用され、2018年でも日本の発電量の8割近くを火力発電が支えています。

自然エネルギーは伸びているが、現段階では火力発電の立場をとってかわるほど発電できない。

原子力は国民感情から受け入れられず、再稼働はあっても増設は考えられない。

上記2点が黒うさぎが石油の発電における未来の展望です。

石油の消費割合2位に位置するのは、動力源です。

すなわち、飛行機・船・自動車などを動かすために使われている石油のことです。
こちらにも技術革新の波が押し寄せています。

水素ステーションや電気自動車の話を聞いたことがあると思いますが、電気自動車に関してはテスラ社に代表される企業群により現実のものになろうとしています。

しかし、こんな情報もあります。テスラ「モデルS」は専用充電器で80%から満タンにするのに30分から1時間必要、これを聞いて皆さんはどう考えるでしょうか?

黒うさぎ的には、現状の技術レベルでは普及しそうにないなという答えです。ガソリンスタンドのように電機ステーションができたとして、30分から1時間待つとしたら、どれだけのスペースが必要になるでしょうか?充電待ちの渋滞が発生してしまうでしょう。

また、EV車が普及しても、石油には全く問題がありません。なぜなら電気自動車に供給される電力は石油で作られるからです。電気自動車の発達により石油は終わると言う人は、複合的に物事を考えることができていないだけです。そもそも電気が石油により生み出されている現状を知っていれば、EV車が普及する=石油の需要が無くなるとは言えないのです。ただ、直接ガソリンを入れるか、石油を電気に変えてから入れるかの違いでしかありません。

熱源40%、動力源40%と来て、最後は石油化学です。原料・その他の分野は石油消費の20%を占めています。

プラスチック製品、服、タイヤなどですが、ここにも技術革新の波が押し寄せています。

化学メーカーにおいてもカーボンフリーの製品開発が盛んにおこなわれているのです。

例えばバイオマスプラスチック(参照→三菱ケミカルホールディングスのバイオマスプラスチックとは何か、1100株保有する投資家が教える

三菱ケミカルホールディングスが開発を進めているバイオマスプラスチックは植物由来原料の製品です。これが普及すれば、石油がプラスチック製造に必須では無くなる未来が来るかもしれません。

そして、その未来が来る可能性は大きいと黒うさぎは考えています。

バイオマスプラスチック自体は環境省が行う「令和元年度 脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業(委託)」に採択されたように国の方針であり、ESG投資の観点からも脱石油が進むと考えられるからです。

しかし、原料・その他の分野は石油消費の20%しかなく、その中のプラスチック製品が植物性になったからと言って大勢に影響はないと考えるべきでしょう。

それよりも世界の人口増による石油の需要増加の方が大きい。

実際に石油輸出国機構(OPEC)が発表した「世界石油見通し2040」では2040年までの間、先進国の需要は減少する一方、新興国は人口の増加に伴い2,380万バレル/日増加する。とされています。

石油は世界から必要とされ続ける。

それが良いか悪いかは別として。

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